なぜ任意保険を掛けないのか?

昔からだが車やバイクに任意保険を掛けずに乗っている人は必ずいる。

万が一の時の保険なのになぜ掛けないのか?考えてみました

なぜ掛けにくいのか?

車(バイク)1台ごとに契約しなければならない
車の保険は人ではなく車両そのものに掛けるようになっている。
所有する車両が増えればそれだけ保険を掛けなければならないので
保険料がかさむことになる
私の知り合いも保険を掛けずに乗っている。
その知り合いはバイクを複数所有しているので全部に掛けたら金額が
大きくなるからと言っていた

掛け捨てである
私も家の車と趣味のバイクを所有しているが2台合わせると年に5万近く
保険代として払っている。

もちろん1年無事故で過ごしても掛け捨てなので何の見返りもない
(無事故であれば次の掛け金が安くなることはあります)

1年無事故で過ごしても更新時期がきたらまた保険料を払わなければならない。

事故に対しての認識が甘い
事故なんて毎日ニュースで見ているが、自分とは無縁のような感覚が
ありはしないだろうか?

自分は事故を起こさない、出会うことはない、そう考えてないだろうか?

事故は交差点などだけでなく駐車場など速度が出せないようなところでも
起きることもあります。

また自分が気をつけていても相手の思わぬ行動により事故になる可能性もあります。

自分で対応できると考えている
相手との交渉に自身があると考える方もいらしゃるかもしれませんが、どんな時でも自分が対応できるとは限りません。
場合によっては自分が事故によって動けない状態になってしまい、その場で対応できないこともあるからです。

何も無ければなんだか損をした感じになりますが、万が一事故を起こした時に経験豊富な保険会社が対応してくれます。車両を持つ場合は掛けておくのがベストです。

また若い人ほど払う保険料が高くなるシステムになっています
現代ではそれほど給料も高くない若者が、使うかどうかわからない保険にお金を払いたくない、と言うのも理由の一つだと思います。

20年以上前になりますが私もバイクを購入して保険を掛けたとき、未成年だったこともあり10万円を超えていました・・
21歳になって初めて保険料が10万を切りました。

どうしたら保険料が少しでも安くなるか?

家族が掛けている保険と入れ替える
長年掛け続けてきた保険は無事故期間が長ければ保険料が毎年安くなります
若い人が掛けると高くなると前に書きましたが家族間での保険の入れ替えは比較的簡単にできるみたいです。
親の車の保険を自分が乗れる条件で変更し親には新たに掛けてもらうだけです。

補償条件を重複させない
保障条件の内容もいろいろあるのでいまの自分に合った保障を考えて付けましょう。
車を2台所有する場合など補償が重複することもあります。そういった部分を注意していれば安くすることができます。

車両の排気量を小さいものに変える
保険料は所有する車両の排気量で変わります
普通車よりも軽四が安くなります。同じ車種でも排気量が小さければ保険料が安くなります
ただ好きな車(バイク)が大きな排気量なら高くなるのは仕方がないでしょう

同じ保険会社でまとめる
今はインターネットで安く保険が掛けることができる時代です。

車はこの会社、バイクはこの会社と安さで分けてる方もいらしゃるかもしれません。

少し保険料が高くなるかもしれませんが同じ保険会社にすることで、別々に掛けていた保険と同じ条件で安く掛けることが出来る場合もあります

付帯する保険について

私は車両保険は付けていません。

この車両保険は自分の車に対して保険から修理費などが支払われる、という仕組みなのでとても重宝するのですがセットで掛けると保険料が爆上がりです。
なので私は車の修理に関しては自己責任というスタンスで乗ってます。

また車を所有する時に必ず掛ける強制保険(自賠責保険)がありますがこの保険だけでは
十分に補償されるとは限りません、というか無理です・・

車やバイクに乗るためには必ず自賠責保険(強制保険)を掛けなければなりません。

これは車両を登録する時に必ず掛けます。(掛けないと車両が登録できません!)

しかしこの強制保険は人に対してケガや死亡時に支払われるだけ。物損に対しては1円も出ません!

しかも対人と言っても、

・傷害に対して120万円

・死亡時3000万円

・後遺障害時4000万円

しか出してもらえません。
もし事故で相手を死亡させてしまったら今の時代、億を超える賠償を負わされるのはほぼ確実です。
後遺障害でも裁判で億を越える賠償を支払う判決が出ています。

自賠責保険の賠償金以上のお金を請求されたらすべて自分の力で支払っていかなければなりません。
もし事故を起こして高額な賠償金を支払わなければいけない場合に任意保険が役にたちます。

任意保険にはタイプがいろいろあります。

お金を掛ければ掛けるだけ、沢山の保障が付いてきます。
車のタイプ、乗る頻度、レジャーで使うか通勤で使う、など自分が使うシチュエーションによって内容を考えて掛けましょう。

私が思う事

私が思うに保険は車両に掛けるのではなく人間に掛けるようにしていただきたい。

どの車両に乗っても同じ補償がされるような保険があれば、今のような保険を掛けずに運転をするひとは減るのではないか。と思います。

また保険一つでいろんな車両に乗れるので、一人で何台も所有する人が増えて、そのおかげで車やバイクが売れるようになる。
経済的にもよい効果が現れるのではないかと私は思います。

たしかに任意保険は事故を起こさずに次の更新をしても掛け金が返ってくることはありません。
掛け捨てです。しかしその払ったお金で何かあった場合の安心を買っているのです。

未来が予測できれば保険なんて必要ありません。

わからないからこそ万が一を考えて掛けるのです。

絶対安全に運転すると宣言しても絶対はありません

未来の自分に安心を届けるつもりで必要な保険をかけましょう!